これまでのM&Aニュース(2018年02月)

2018年2月6日

王子ホールディングス〈3861〉と三菱製紙〈3864〉が資本業務提携

海外事業の拡大、国内事業の集中・進化、財務基盤の強化を基本方針に据える王子ホールディングス株式会社三菱製紙株式会社は資本業務提携に関する資本提携契約の締結及び第三者割当による王子ホールディングスに対する三菱製紙の新株式発行について決議した。

製紙産業において印刷情報用紙分野は、少子高齢化、ICT化の影響により、10年前と比較して需要が30%程度減少しており、各社はコスト構造の改善を図ってきた。
一方、アジアを中心とする海外の製紙メーカーは、最新鋭設備による生産能力の拡大を実施し、日本市場においても競争は激しさを増している。

王子ホールディングスは、海外において製造販売拠点の獲得を進め、国内では家庭用紙や段ボールなどの収益構造強化、セルロースナノファイバーなど革新的な素材の研究開発に取り組んでいる。
一方、三菱製紙は、洋紙事業、イメージング事業、機能材事業、パルプ製造外販、発電事業など、様々な事業展開を国内、ドイツ、北米、中国などで行っており、外部環境に左右されにくい収益構造の実現・強化を目指した施策を実行している。

この提携により、王子ホールディングスは、三菱製紙の総議決権の33.00%にあたる株式を所有する予定であり、合弁事業等への新規設備投資による収益の向上、各種購入コスト削減、供給物流費の削減、調達物流費の削減、生産体制の効率化などのシナジーが期待される。

第三者割当増資に係る払込み:2018年7月~2019年12月

 
⇒M&Aとは?成功する秘訣と手法のポイント
 
⇒買収とは?企業買収の手法と失敗事例
 
⇒M&AにおけるLOIの機能と法的拘束力