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M&Aの基礎知識 資本政策の会計・税務(2019年執筆)

資本政策とは、会社の目指す資金調達、株主構成および純資産の構成を実現するための施策の総称である。実際に用いられる手法としては、自己株式、新株発行、種類株式、新株予約権、減資、利益剰余金の資本組入れ、株式の消却、株式併合、株式分割などがある。

(8) 株式分割・株式併合の会計・税務

株式分割の会計・税務

株式分割とは

株式分割とは、株式を分割することによって発行済株式数を増やす行為をいう。
株式分割は株式の取引単価の引き下げおよび株式の流動性の向上により投資家層の拡大を図るために行われている。
なお、株式分割は会社にとっては株式管理コストが増大するものの、株主に不利益を与えることはほとんどないといえる。

発行会社の会計

発行会社においては発行済株式数が増加するのみであるため、会計上の処理はない。

発行会社の税務

税務も会計と同様に処理はない。

株式併合の会計・税務

株式併合とは

株式併合とは、株式を統合することによって発行済株式数を減らす行為をいう。
株式併合により管理する株式数が減少するので、株式管理コストの削減が見込まれる。
その他、時価総額に比して発行済株式数が過大である場合、発行済株式数の適正化を図るために行われている。
しかし、株式併合により従来の1株が端数として扱われ、株主としての権利を奪われる場合もあり、株主に重大な不利益をもたらす可能性がある。

発行会社の会計

発行会社においては発行済株式数が減少するのみであるため、会計上の処理はない。

発行会社の税務

税務も会計と同様に処理はない。

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