M&Aの基礎知識 グループ法人税制とは

グループ法人税制とは、100%の資本関係がある企業グループに適用される制度です。「連結納税制度」と「グループ法人単体課税制度」があります。 連結納税制度は任意選択による適用になりますが、グループ法人単体課税制度は、100%の資本関係がある企業グループが連結納税制度を選択していない場合に強制適用されます。

(9) グループ法人単体課税制度と連結納税制度の比較

◆グループ法人単体課税制度と連結納税制度の主な共通点

グループ法人単体課税制度と連結納税制度は、ともにグループ間の取引を内部取引として取り扱う制度であるため、共通点が多くある。

グループ内の法人間で資産を譲渡した場合の譲渡損益の繰延べ、グループ内の法人間での寄附の場合の支出側損金不算入・受領側益金不算入、グループ内の法人からの受取配当の全額益金不算入等については、グループ法人単体課税制度と連結納税制度で同じ取り扱いがされている。

◆グループ法人単体課税制度と連結納税制度の主な相違点

グループ法人単体課税制度と連結納税制度は、納税単位や適用対象法人の範囲等について相違点がある。

□制度の適用

グループ法人単体課税制度は完全支配関係があるグループ内の内国法人に対して強制適用される制度だが、連結納税制度の適用は任意選択ができる。

□適用対象法人

グループ法人単体課税制度における完全支配関係は、個人を頂点とする兄弟会社間や外国法人が介在する法人間でも成立するが、連結納税制度における完全支配関係からは、個人を頂点とする兄弟会社や外国法人が介在する関係は除かれている。

□申告・納税

グループ法人単体課税制度では個々の法人が申告・納付を行うが、連結納税制度では連結親法人がグループの所得を合算して申告・納付を行う。

□中小企業向け特例措置

グループ法人単体課税制度では、中小企業向け特例措置の適用の可否を完全支配関係がある親法人の資本金が5億円未満か否かで判定するが、連結納税制度では、連結親法人の資本金が1億円以下か否かで判定する。

【グループ法人単体課税制度と連結納税制度の比較】

【グループ法人単体課税制度と連結納税制度の比較】
【グループ法人単体課税制度と連結納税制度の比較】

無料 資料ダウンロード M&Aのノウハウが凝縮!! マンガでわかるM&Aの落とし穴 10選

M&A/事業継承マニュアル M&A/事業承継 基礎知識