当社事例
更新日:2020/11/05 公開日:2020/08/04
テーマ: 10.持続的成長
物流現場の「効率化支援」
該当領域・事業
事業内容
運送業(食品)
その他特記事項
物流拠点:8ヶ所
企業のニーズ・課題
1.営業利益が、4年連続で赤字。
2.大手得意先の取引中止に伴い、損益が悪化。
3.「拠点の撤退判断」及び「物流作業の効率化」を求めていた。
ご提案した施策のポイント
まずは、セグメント別損益(拠点別、車輌別)の把握ができる仕組みを導入。セグメント別損益を把握したうえで、「拠点の開設・撤退基準の検討」「拠点別作業効率の把握、生産性の目標設定」「車輌稼働状況の把握」「配送価格の見直し」のステップでコンサルティングを実施した。 ※混載配送を行っていることから、取引先別損益までは把握しないこととした。
フェーズ
フェーズ 01
- セグメント別損益(拠点別、車輌別)が把握できる仕組みを検討し、必要となる情報を収集できる体制を整備
- 赤字拠点の特定
フェーズ 02
- 赤字拠点に対して、赤字要因を深掘り(車輌、取引先)
- 「取引先別の配送価格」「車輌別の稼働状況」「時間帯別の作業効率」を把握し、改善余地を検証
フェーズ 03
- フェーズ2の結果を踏まえ、改善余地に対して具体的施策への落とし込み
(お客様より数名プロジェクトメンバーを選出していただき、プロジェクト形式で施策を議論)
フェーズ 04
- 各施策をアクションプランレベルまで落とし込み、経営層に対してプロジェクトメンバーより報告
- 今後の進捗管理についても併せて報告
成果・効果
・特に赤字額の大きい2拠点に注力して、上記取り組みを実施。2拠点で年間約3千万円の赤字であったが、取り組み1年目で2千万円改善(年間約1千万円の赤字に)、取り組み2年目で1,500万円改善(年間約500万円の黒字に)という結果が現れた。
・その他5拠点については、注力した2拠点の取り組み内容を、お客様自身で横展開する形で実施。企業全体としては、取り組み2年目で営業利益の黒字化を実現した。