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当社事例

更新日:2026/06/30

テーマ: 10.持続的成長

金属加工企業の戦略再構築および自律的な工場収益改善体制の構築支援事例

クライアントDATA

業種:金属加工業
売上規模:100-500億円
事業内容:自動車・建機向け部品製造(金属加工・組立)
拠点:国内複数工場のほか、海外拠点あり

相談内容

大型工場投資をしたがスムーズな生産立ち上げができず、稼働率が低く不良品が多い状態が続いていた。その結果、全社の事業収益力が落ちており、事業再構築の戦略策定及び実行支援、ステークホルダーへのコミュニケーションプラン策定支援の依頼があった。

当社の関わり

・当社から顧客への直接のインタビューによる満足度の評価と潜在課題の特定
・上記を基にした市場の実情に合った事業戦略の再定義
・各種実行支援(経営会議アドバイス、原価分析による不採算製品の特定と撤退支援、工場収益改善のための実行支援、価格改定等の営業支援など)

フェーズ 01

  • 現状分析と顧客評価(お客様の声の把握)
    新工場の立ち上げ直後だったため、品質・コスト・納期(QCD)が不安定であり、本来の採算(利益が出るかどうか)や改善にかかるコストがつかみにくい状態だった。
    そのため財務分析(損益の確認)、外部環境分析(市場・取引先動向)、内部環境分析(生産現場や管理体制の確認)を行うとともに、顧客である大手自動車メーカー・建機メーカーの購買部門や技術部門へ満足度調査を実施した。

フェーズ 02

  • 収益悪化の要因特定
    現状分析内容と満足度調査結果をもとに、顧客別・製品別の収益悪化要因とそこに至った背景、管理手法・顧客交渉方法の課題を特定した。工場単位、顧客単位、製品単位などあらゆる角度から分析することで、収益改善の方向性を明確にした。

フェーズ 03

  • 実行支援
    不採算品は撤退することで収益悪化要因を排除。低採算品は原価管理を徹底し、原価の値上がりを数値で示すことで、顧客への説得材料となり、値上げが可能となった。工場生産立ち上げも無事に完了したことで、工場収益も改善した。

本事例のポイント

・工場改善や投資計画に長けたコンサルタントをプロジェクトチームに加え、現場に即した現状分析が可能となった
・サプライヤーの担当者自身が満足度評価を実施した場合、目の前にある問題や顕在化しているニーズに目を向けがちだが、第三者として当社が直接調査を行うことで、短期的・表面的な問題点だけでなく、その背景や中長期で期待すること、サプライヤー全体の中でのクライアントの位置付けなど、より広い観点で率直な意見を得ることができた
・工場生産立ち上げ後の事業改善から現場のオペレーション改善までワンストップで支援し、今後も自律的に工場収益改善ができる筋肉質な体制作りを実現した