当社事例
更新日:2020/11/05
テーマ: 08.組織・人事
海外事業拡大における、組織人事戦略の策定と実施
該当領域・事業
事業内容
精密機械製造業
その他特記事項
社員数:約600名
生産拠点:中国(2ヶ所)
販売拠点:シンガポール・シカゴ・アムステルダム
企業のニーズ・課題
1.同一社員が何度も海外赴任する状態が続く等、駐在員の処遇が不明確。
2.海外事業のさらなる拡大を目指し、国内外の人材マネジメントを強化したい。
3.グローバル施策は属人的な対応であったため、「グローバルレベル」は「オペレーション計画期」でとどまっていた。
4.海外事業は各製品事業部が個別に対応しており、業務に無駄が生じていた。
5.海外事業の専門部署がなく、ノウハウが蓄積しにくい体制になっていた。
ご提案した施策のポイント
G-Check(グローバル度チェックツール)をベースに関係者間でディスカッション(弊社がファシリテーション)を実施。そのプロセスにより、海外進出に関する社内認識が統一され、ToDoリストを作成することができた。これを踏まえ、各部署の担当者から成る「海外事業組織人材ワーキンググループ」を発足。部署ごとに蓄積されていたノウハウを収集、整理、修正(不要な手続きや非効率なプロセスの是正)して、体系化を行った。人材も育ち始めた後、専門部署へ移行するところまでしっかりとフォローした。
フェーズ
フェーズ 01
- 経営層、海外事業担当役員等にヒアリングを実施し、全事業における海外事業の位置付けを把握
フェーズ 02
- 海外拠点の組織人材管理や、駐在員処遇に関する資料・データを検証
- 上記にて出てきた不明点や疑問点に関して、追加ヒアリングを実施
フェーズ 03
- 海外拠点や駐在員処遇に関して、会社側が把握している過去のインシデント(労務、税務上の問題等)の詳細をヒアリング
フェーズ 04
- 入手した情報をG-Check(グローバル度チェックツール)を使って分析し、お客様のグローバル度を検証
- 必要実施事項リストの作成
成果・効果
・自社のグローバル進捗度を客観的に把握でき、次のステージに向けて取らなくてはならないアクションが明確になった。
・組織人材施策上の課題がクリアになり、緊急度と重要度に従って優先順位を決め、対処できている。
・専門部署を設立したものの、社内だけではノウハウのアップデートが難しいため、外部機関と契約し、支援を得た。
・同時に、外部から経験者を雇い、社内の人員の育成もできている。
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