当社事例
更新日:2025/12/03
テーマ: 08.組織・人事
制度改定では解消されない組織課題に対する取組事例
クライアント概要
機械器具卸売業
売上高:200億円
社員数:600名
企業のニーズ・課題
・企業規模が拡大する過程で人事制度が適切に整備されておらず、現在の企業規模や外部環境に合わせた人事制度となっていない。
・上記の人事制度不具合および労働環境に対する不満により社員の離職が増加しており、離職防止に向けた人事制度改定を実施したい。
ご提案した施策のポイント
単純に人事制度改定を行い、報酬水準の引き上げを行うことにより社員の離職防止に繋がるかは不透明であり、要因分析を行った上で実行すべき施策の優先順位付けを行い、順次各テーマへの対応を実施する。
フェ―ズ
フェーズ 01
- 中期経営計画に対する理解や、組織・人事制度の現状や組織風土把握に向けた定量分析および社員インタビューを通した定性分析により、社員の離職防止に向けた対応策の検討および優先順位の設定を実施。
実際に抽出された問題点として、「会社の向かうべき方向性の欠如による自社への不安感」および「幹部層の経営目線の不足による、トップから現場への方針伝達の不足」が挙げられた。
- 上記の課題を改善する事は、当初依頼を受けていた「人事制度の改定」では難しく、①会社の方向性を示すものを作り上げること ②経営幹部層が経営目線を養い、現場への方針伝達のエバンジェリストとなること を実現できる施策をフェーズ02で実施することを決定し、効果的かつ優先度の高い施策として「経営幹部との協議によるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定支援」が決定した。
フェーズ 02
- フェーズ01にて抽出された課題を解決すべく、経営幹部(取締役・執行役員)に向けて、自社の外部環境・内部環境や他社事例等の参考資料を提供しながら、当社独自のMVVを策定。また、現場へMVVを浸透させるためのMVV浸透施策やMVVに掲げた自社の目指すべき姿を実現するための施策およびアクションプランを設定。全社集会にてMVVの発表を行った。
フェーズ 03
- MVV実現に向けた各種浸透施策の実行支援および進捗状況管理支援を実施。
「人事制度の策定」は、MVVの浸透施策の一環としてフェーズ03にて実施した。特にMVVにかなった行動を行った社員に対して評価がなされる制度とすることで、会社の向かうべき方向性と人事制度に一貫性を持たせ、「会社の向かうべき方向性」に対する安心感の醸成に繋げた。
成果・効果
「社員の離職率低下」と「経営幹部の成長」
・全社大会でのMVV説明および各種浸透施策の実行により、現場へMVVが広がり、自社への不安感の払拭に繋がった。
・MVVの検討や各種施策の実行に伴う役割・責任の実行による幹部層の経営視点・実行力の養成により、幹部が適切にトップと現場を繋ぐ架け橋となり、経営トップと現場社員のギャップの解消に繋がった。
・上記2点により、当初課題として挙げた社員の根本的な離職理由解消の一助となり、離職率低下に繋がった。
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