当社事例
更新日:2023/06/16
テーマ: 02.M&A
M&Aによる拡大戦略実現のため、能動的アプローチで成約に至った事例
X社 | A社 |
事業内容:セールスプロモーション、BPO事業など | 事業内容:WEB広告の企画・制作・運用 |
エリア:関西地方 | エリア:関東地方 |
売上規模:約50億円 | 売上規模:数10億円 |
当社のかかわり方

案件の概要
買手企業のM&A戦略実現のため全面的に支援した事案。
セールスプロモーション事業を核とした成長企業(X社)が、WEB、デジタル領域の拡大を図るためにM&Aを模索。
弊社と協力して対象先を選び、弊社から能動的に直接アプローチを実施。
いくつかアプローチ先のうち、自社での成長に限界を感じている企業(A社)があり、弊社からの提案内容に共感頂き、事業内容の情報交換、すり合わせから、取引プロセスに移行し、成約に至った。
背景・買手企業様の課題
- ● スピード感をもって事業領域の拡大を図るためには、M&Aで他の企業をグループ化することが必要と考えていた。
- ● これまで様々なM&A会社から、既に譲渡意思が顕在化している案件の紹介を受けてきた(受動的アプローチを進めていた)が、事業内容が異なっていたり、他の買手との競り合いにより、条件面でなかなかマッチするものが無かったり、思うように進んでいなかった。
- ● 過去に、他のM&A会社を活用して能動的アプローチを試みたが、M&A会社の対応に難もあり、結果は伴っていなかった。しかし、紹介される案件を検討するだけでは今後も条件的・時間的に折り合いがつかないことが想定されたため、スピード感を早めるためには、能動的に動く必要性を感じていた。
M&Aの進め方&成約のポイント
対象先の選定方針
- ● 買手企業はセールスプロモーション領域の事業を主業としており、WEB、デジタル系の強化を掲げていたため、WEBマーケティング、WEB広告事業を営む企業を対象とした
A社を選定した理由
- ● 事業内容として隣接しているので、お互いシナジーが高い
- ● 事業規模的に丁度良く、独立性を保ちながら成長が可能
- ● 会社全体の風土、A社代表の人柄とX社の相性
成約のポイント
- ● お互いの事業理解や、事業上のシナジーのすり合わせから入ることで、M&A本来の目的を見失わずに最後まで進めることが出来た
- ● 検討プロセスで、トップ同士のみならず、現場キーマンとの意思疎通も図れ、キーマンの退職をはじめとした成約後の懸念を軽減し、具体的なイメージを湧かせることが出来た
- ● お互いが、「譲渡」のためでなく「譲渡後の成功」のためにとの考えがあり、トップにも要所で強い意志を発揮頂き、乗り越えることが出来た
成果・結果
事業戦略実現
- ● 買い手にとっては、拡大したかった事業領域であり、当初描いていた戦略通りの事業拡大を図ることが出来た
隣接事業同士のシナジー
- ● お互いが自社にない機能を持っており、補完し合いながらグループ全体としての成長を期待できることとなった
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