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当社事例

更新日:2025/12/26

テーマ: 07.不動産

不動産の有効活用と事業の継続、複雑な論点を解決できた事例

クライアントDATA

業種:革製品メーカー
保有不動産:隣接した自社ビル
地元で三代続いている

相談内容

・所有する自社ビル2棟は違う時期に建設し、空中廊下でつないでいるが遵法性に不安がある
・特に老朽化している自社ビルAの維持費や修繕費に不安がある
・本業においては大手メーカーに押され業績が厳しく、運転資金を確保しておく必要がある

老朽化しているビルA / 比較的新しいビルB 

事業の成長とともに、それぞれの時代で建てたが、別棟で行き来がしにくかったことから、途中、空中廊下で繋いでいる

当社の関わり

課題解決のために複数のソリューションを提案し、クライアントと検討した。

検討したソリューション

事業売却

  • 当社のM&Aコンサルタントと共に、売却した場合のシミュレーションを実施。最終的に長年続けてきた事業を自分の代で潰すわけにはいかないと、継続を決意した。

現状維持

  • 今後も建物を使い続けるための修繕費用や維持費について、過去の記録をベースに試算。現状の費用に加え、比較的新しいビルBも将来的には修繕費が増えていくという結果を受けて、将来にわたって2つの自社ビルを維持していくのは難しいと判断した。

買替えと賃貸

  • 所有不動産をすべて売却した場合の相場をベースに「他物件への買替え」「リースバック」「他物件へ移転(賃貸)」の3パターンで検証。代替物件探しも同時に実施したが近隣に適当な物件がなく、遠隔地への移転は地元密着という事業の優位性が失われるため断念した。

有効活用&売却

  • 老朽化しているビルAのみ売却し、残ったビルBで事業を継続する場合を検証。ビル2棟は隣接部分が狭く、2棟一体と1棟のみで売却単価が変わらないことが分かったため、1棟のみ売却の選択肢が有効と判断。老朽化しているビルAの売却益で、残った比較的新しいビルBにリフォームを加え、将来増大する維持費についても抑えられる目途が立った。

    本ソリューションを採用

本事例のポイント

所有不動産については、維持か売却のどちらにメリットがあるかという単純な比較ではなく、維持した場合の将来的なコストや事業への影響、売却した場合の実質利益や代替物件探しまで複合的に検討・検証が必要となる。コンサルティング会社の不動産部門だからこそ、すべての選択肢をフラットに検証しクライアントに最適なソリューションを提供することが可能となった事例と言える。